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統計検定2級を取得しました!

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こんにちは、なかにしです。

データ分析に役立つ資格、「統計検定」を受験してきましたので、勉強法や本番の様子などを共有します!

統計検定とは

概要

「統計検定」は、日本統計学会が公式に認定している全国統一試験です。

レベルは4級~1級まであり、中学卒業レベル~大学院レベルまでをカバーしています。

統計検定HP(https://www.toukei-kentei.jp/)より引用

試験方式

準1級~4級は、CBT方式で受験ができます。
近くの受験会場を検索して申し込む形で、開催日の中から好きな日程を選べます。

1級はPBT(紙媒体)での受験になり、年に1回、11月に実施されます。

合格率

各級(CBT方式)の合格率です。

統計検定HP(https://www.toukei-kentei.jp/info/other_grades_apply/?hsCtaAttrib=175164179010)より引用

受験料

各級(CBT方式)の受験料です。

申し込みまでの流れ

初めての統計検定ですが、とりあえず2級を受験することにしました。
3級と2級の間には大きな開きがあり、実務で使うなら2級からと多くの記事で見かけたからです。

早速近くの受験会場を調べてみると、週に何回か実施しているようなので、申し込みました。
※申込みにはオデッセイコミュニケーションズへの登録が必要です。

私は以前受けた資格試験の際に登録済でしたので、ログインして申込みました。

事前に受験料を支払い、試験当日を待ちます。

試験当日

持ち込めるのは電卓のみです。
関数電卓はNGなのでご注意を。
筆記具や計算用紙は、受験会場側が用意してくれます。

身分証明書と電卓を持って、いざ会場へ!

会場で身分証明書を見せて本人確認後、注意事項を読んで、試験開始となります。

統計検定2級は、試験時間90分で問題数は35問です。
単純計算で、1問あたり2~3分で解いていくイメージです。
合格点は60点です。

試験が終わったら、アンケートに答えたのち、結果が画面に表示されます。
それを印刷して受け取れば、終了です。

難易度(個人的な所感)

初めに言います。
これは統計学未経験の文系が、安易に手を出すものではないです。

今回、軽い気持ちで手を出して本当に後悔しました。
統計検定2級は、難しいです。

学習開始レベルと勉強期間・時間

学習開始時の理解度:数学ⅠA, ⅡBは履修済、文系。統計学?ナニソレ

期間:1か月ちょい
時間:60~100時間程度

勉強方法

今回は、王道の勉強法を採用しました。
「統計検定 勉強法」でググって多く出たやり方です。

まずは統計Webで試験範囲全体を学習しました。
「Step0. 初級編」と「Step1. 基礎編」が統計検定2級の範囲をカバーしています。
統計Web

並行して、とけたろうチャンネル「統計検定2級講座」を視聴しました。

その後、公式の過去問を購入して解きました。
過去問は「CBT対応版」と「2011~2013年」の二種類を使いました。

以下サイトでは、CBT対応版の詳しい解説をしてくれています。
マジで神サイトです!
のんびり統計

参考までに、過去問の初見時の正答率と、合格直前の正答率です。
2013年11月: 62% → 92%
2012年11月: 66% → 90%

試験をナメた末路

実は今回、2回落ちてます。
3回目で合格しました。

スケジュールの組み方が完全に舐めてました。

私は、資格を取るときに合格率で難易度を判断することが多いです。

経験上、合格率が50%以上の資格であれば 2週間~1か月 で取れることが多いです。
いつもより仕事も落ち着いていたので、2週間後に試験日を設定しました。

申し込みをした後に勉強を始めたのですが、難しすぎて「???」の状態。

数ⅠA・数ⅡBがメインで、ちょっと数Ⅲが入っているくらいの難易度かと思っていましたが、大ハズレ。

後で知りましたが、数ⅠA・数ⅡBは「3級」の範囲ですね。
2級は「数ⅠA・数ⅡB」に加えて、「統計学」という新しい範囲が出てきます。

初めての概念と初めての公式が山ほど出てきて、必死に理解する日々。
「2級」という簡単そうな名称を恨みつつ、着実に進めていきました。

そして試験日2日前。
やっと全範囲を履修し終えて、過去問に取り掛かります。

まずは 2013年11月 の過去問を「時間無制限」で解いてみました。
すると、結果は62%!

意外といけるじゃん!受かるんじゃない??とワクワクしました。

そして試験当日。
時間的に、事前に着手できた過去問は 2013年11月 のみでした。

時間足りない!!!!!!
てか問題もムズイ!!!

意外と善戦しましたが、4点足らずに惜しくも敗退。

しかし、意外と点数が高かったことに手ごたえを感じ、すぐさま1週間後に再試験を予約。(再受験は最短で1週間後のルール

このタイミングで、副業のWeb制作の案件が入りました。
勉強時間の確保に不安はありましたが、「あと4点取ればいいから、まぁいけるやろ」の精神で強行。

1回目の試験で「推定・検定」あたりの正解率が低かったので、そのあたりを追加で勉強。
2012年11月の過去問も追加で解きました。

今回は、90分きっかり測って実施。
結果は、66%。
あれ、やっぱり取れてるじゃん。

おかしいなーと思って色々調べてみると、以下が分かりました。

「CBT方式に移行したのは2023年で、それまではPBT方式だった。PBT方式の合格点は、70点以上。あと、2013年と2012年は過去問の中では簡単。

じゃあ66%だと落ちてるじゃん!
しかも「簡単な過去問」で落ちてる…ナンテコッタ…

そのまま2回目の試験当日に。

いや、勉強はしたんですよ??
「3. 推定・検定」はちょっと上がってるでしょう?ちょっとだけど。

ここで、本格的に試験対策をしないと終わらないぞと思い、腹をくくりました。
再度、1週間後に試験を予約し、まずは今まで学習したサイトを復習だ!

復習してみると、結構抜けている知識がありました。
その知識を再度覚えつつ、進めていきました。
(問題の種類が多すぎて頭がパンクしそう)

よく間違える問題を重点的に復習して、2013年と2012年の過去問を再度解きました。
2013年: 92%
2012年: 90%

これはいける!
そして三回目。

問題は解けるが、時間が足りない!
1問あたり2~3分とかキツすぎだろ…

ぱっと見で解き方が思い浮かばない問題は飛ばして、何とか完了。

今まで取れていなかった分野をグッと伸ばし、無事合格。
疲れた~!!

さいごに

これで無事、データ分析の入門者としての資格は得られたかなと思います。

統計学は今まで生きてきた中で全く触れてきませんでしたが、結構面白かったです。

特に、検定の分野が好きです。
それは本当に正しいか?をデータから調べることができるというのは、かっこいいですよね。

ですが、数学に全く興味がない、もしくは苦手だという方は本当におすすめしません。
私は数学は嫌いではないですが、あまりにも問題が解けないので、途中で嫌になりかけました。

あと、スケジュールは余裕をもって組もうね!!

今回はここまで!
Enjoy Hacking!!

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